先週から1~2歳児クラスをお手伝いさせていただいてます。
かわいい。
けど気が抜けない。
気を抜いたとたんにトラブル勃発します。
特に、
- 噛むAちゃん
- 泣くBちゃん
- たまに押すCちゃん
から目が離せません。
噛むAちゃん
悪気なんてない。
ただお近づきになりたかったり
手を放してほしかったり
つまりは言葉の代わりに噛んでいるようなのです。
それはいつも音もなく起こるので、
先生たちも気が抜けません。
常にそばで目を光らせ、
保育者の手が足りないと判断したときや、
お友達を噛みかけてしまったときなどは、
ベビーサークルに入れていました。
泣くBちゃん
入園してまだ1か月未満のBちゃん。
ママを思って泣いてしまいます。
ママがいなくなった後、
お友達のママを見ても、
隣のクラスの先生を見ても、
園長先生を見ても、
何かしらママを思い出すようで、
全身をこわばらせて大声で泣いてしまいます。
なぜか、最初の数日は私だけに泣き止んでくれましたが、
私の行くところ行くところについてくるようになってしまい、
担任の先生の
「依存症だ」
という言葉に
「それはBちゃんだけの要素ではなく、私がBちゃんに手をかけすぎているのか?」
とたじろぎ、
Bちゃんのテンションが安定した段階でBちゃんから離れるようにしてみましたが、
結果、Bちゃんは別の先生をついていく対象に変えただけで、
大きな変化は見られませんでした。
ひとつ気づいたのは、
Bちゃんは、自分から遊びを起こさないこと。
一人になった瞬間に、
周りを見て、
立ち尽くす。
保育者がそばにいて、
「はい、ニンジンどうぞ」
と渡すと、
「ジンジン」
と言って嬉しそうにこちらにアーンをしてくれたり、
アンパンマンの人形を見つけると
「パンパンマン」
と持ってきてくれますが、
一人で何かをすることはなく、
お友達に働きかけることもなく、
立って少し周りを見て、
結局、誰かしら受け止めてくれそうな保育者について行っているようです。
押すCちゃん
Aちゃんと一緒で、
まだ言葉が出ていないCちゃん。
友達に
「あ、ちょっと、それ見せて」
「あ、ちょっと、それ取らないで」
の言葉の代わりに、押してしまいます。
適切な対応とは
最初、この園でベビーサークルに隔離されている子どもたちを見たときに
少し異様な気がしていましたが、
実際に保育士として入って子ども達に事故がないようにと接していると、
「ベビーサークル、やむを得ず」
と思ってしまいます。
いっとき、泣きがちのBちゃんの気が和むように一緒に遊ぶことに集中してしまい、
先輩先生に
「もっと全体を見て!」
と言われました。
事故が起こってからでは、遅いんですよね。
トラブルは本当に音もなく起こるし、
でも子どもの遊びを阻害するわけにもいかない。
でも防がなければいけない。
でも、保育者の数にも限りがあって、
皆それぞれ、あちこちで起こる事案に必死で対応中なのです。
現場を見て感じたことは、事故を完全に防ぐことは不可能ということ。
でも、保育士はその絶対を目指さなければいけない。
ふう。
すごい仕事だ。
でも「すごいすごい」と言ってはいられません。
私ももはや、保育士の一人なのです。
子どもも保護者も保育者も幸せになる保育を考えないと。