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保育中、何をもとに判断するか

業務マニュアルがない!

保育士として働き始めたけれど、ほんとうにわからないことだらけです。
でも、業務マニュアルはありません。
今まで経験した仕事みたいに、
「お客様がこうおっしゃったらこう対応」
みたいなものがないので、戸惑いまくりました。
家で子ども達と接する自分が
どれだけいい加減に対応してきたかを思い知ります。

業務の説明はすべて口頭なので、
物忘れのひどい私は必死でメモを取ります。

ある日の園

「先生、○○ちゃんがおもちゃ貸してくれない!」
「先生、○○くんがつねった!」
「先生、う〇ちでちゃった!」

ひえ~~~

さすがにお漏らしの対処は先輩の先生に確認をしてから対処しましたが、
よくある子どもたちのもめごとについては、
完全に個々の判断です。

ちなみに、お漏らしの対応は、こんな感じでした。

  • 使い捨て手袋を着用
  • 園児のお尻を清潔にする
  • 園児のお着換えをお手伝い
  • 汚れた下着をビニールに密閉(感染対策のため今は洗わずに返却)
  • 保護者への報告と対処のお願いをノートに記入

貸して・どうぞの対応

初めの数日で困ったのが、この「貸してくれない!」の訴えでした。

最初の日は、
Bちゃん「先生、Aちゃんが椅子貸してくれない!」
私「Aちゃん、Bちゃんがこの椅子貸してほしいんだって」
Aちゃん「今使ってるの!」
私「でもBちゃんも使いたいんだって」
Bちゃん「使いたいのー!」
Aちゃん「だって今使ってるの!」
Aちゃんは大泣き。

と撃沈しました。
その日帰ってからいろいろな資料を見て、翌日。

Bちゃん「先生、○○ちゃんがトマト貸してくれない!」
私「Aちゃん、Bちゃんがトマト貸してほしいんだって」
Aちゃん「今使ってるの!」
私「Bちゃん、Aちゃんが今はまだ使ってるんだって。Aちゃんが使い終わったら貸してもらおうか。」
Bちゃん「えーー」
私「Bちゃん、こっちのハム使ってみたら?」
Bちゃん「トマトがいいの!」
私「そっかー。そしたら、Aちゃんに、使い終わったらトマト貸してねってお願いしよう」
Bちゃん「えー」
・・・しばしの間・・・
Bちゃん「Aちゃんが使い終わったら貸してもらう!」

という展開に。
Bちゃんの華麗な切り替え!
このときの静かな喜び。
新人ですからね。。

ちなみに、その後の展開は、、
Bちゃんは別の遊びに参加。
Aちゃんはトマトで遊びを継続。
Bちゃんたちの遊びがだんだん盛り上がる。
Aちゃんは横目でそれを見ている。
・・・少しの間・・・
Aちゃん、Bちゃんたちの遊びに参加。
トマト、放置される。

あるあるですねー。
お互いの気持ちが晴れてなにより。

迷ったらどうするか

こういう、小さな迷いがたくさんあるけれど、
先輩保育士さんたちを見ていると、
迷いがない。

園の先生たちの対応に統一感はないけれど、
それはそれでいいのかな。
いいのか?
他の園はどうしてるんだろう。

そのあたりはまだ疑問。

そして一つ気づいたこと。
「幼児期の終了までに育ってほしい幼児の具体的な姿」
いわゆる10の姿のことも忘れている。
これからは、そのへんのことも改めながら、考えていこうと思います。
とっさに適切な対応ができるように。
勉強勉強!

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