毎日、子どもの水筒を洗うたび、「あーーー」と心の中で叫びます。
この緻密な作り、素晴らしい技術の賜物なことはわかるのですが、
洗いにくいんです。
子どもの手でも簡単に開けられて、程よい量が出てきて、
こぼしもせず、冷たいまま、気持ちよく水分補給ができるということは、
素晴らしいことです。
でも洗いにくいんです。
自分はただただ筒形の、キャップを開けたら細長いコップになるだけの
水筒を使っています。
洗いやすいからです。
食洗機さえ導入してしまえば、片付く問題なのかもしれません。
そんなことを思いつつ、もう10年くらい経ちます。
使う人にとっての使いやすさと、
手入れする人にとっての使いやすさと、
どちらも重視してもらえると、本当に本当に嬉しいんだけどなぁ。
でも子どもは、「〇〇ちゃんも使ってるもん!」とかいう、定番のあれを繰り出します。
そして、わざわざ子どもにとって使いにくいものを強制するのは親も不本意。
うーん。
とか、洗い物をしながら考えたこと。
子育てをするうえで、世の中の作り上げられた「標準」から距離を置くのは本当に難しい。
目にした魅力的なものを欲しいと思うのは当たり前。
でもそれが親の思いに反するものだったら?
子どもとの果てしない話し合いが始まる。。
駆け引きとも言えますね。
あの時間はなかなか頭を使うし、苦痛です。
子どもがまたひとつ「ほしいもの」を見つけるたびに。
子どもにとって、憧れって何にも勝ってしまう。
視覚に飛び込んでくる輝き。
それを自分も手にしたいと思う。
理屈で納得して、それは自分が今手に入れるべきものじゃないんだと諦めたとしても、
心のどこかでは忘れないものですよね。
親が「こうあってほしい」と思う世界も、世界のすべてじゃない。
親の勝手が入り込んでいることも多々ある。
水筒みたいにただ「洗うの面倒くさいからシンプルなやつにしてー」
と思うこともあれば、
ハイチュウとかなら「虫歯のえさになってしまうから、大袋買うのはやめようね」
とシンプルに言えたり、
スマホになると「君はまだわかっていないと思うけどね、これを使うということには、いろんな危険が伴うんだよ」
とか、もう言われている本人が理解できないことも含め、
親も迷い迷い、うまく言えたり言えなかったりしつつ、財布の紐をガッツリ締めます。
これからもこの攻防戦は続くんだろうなぁ。
はぁ。
でも、
これからこの世界で生きていく子どもたちにとっては、
大きな世界と、
そこから親と自分が選び取って作っている小さな世界があるってこと、
その「選択」が未来の世界を作ってるんだって知ることに、
意味があるのかもしれない。
そういう視点でこれから話してみようかな。
その選択に、いつも愛がありますように。
そして、あっという間に世の中の標準を作ることのできる大企業にこそ、愛を持ってほしいなぁ。
顧客への愛、顧客を取り巻く人々への愛、ひいては世界への愛。
それがCSRか。
私も世の中の流れとうまくやれるよう、
子どもにもうまいこと説明できるよう、
かしこくならなければ。
結局毎日水筒とは付き合わないといけないから、
洗い方のルーティンでも考えることにします。
私の水筒はこれ。
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